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WORKS

減築によりポストコロナ時代における「新たな貸床」の価値を生むオフィスビルの提案(仮称)岡田ビル再生計画

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PROBLEM

- 容積超過 - 高さの違反-検査済証無し

千代田区神田錦町の築 52 年の鉄筋コンクリート造オフィスビルの 再生計画である。検査済証がなく、確認申請図と現況に齟齬が有り、既存建物の調査と是正工事が必要である。大きな違反箇所と して、容積率の超過と道路斜線の制限違反の2点がある。加えて、旧耐震基準の建物であるため耐震補強を伴う改修計画、周囲に高層の建物が建っていることから、採光通風が満足に取れない執務環境の改善、既存不適格であるものの避難経路が一つしかとれていない点もこの先想定される災害に対応できていない点も問題点としてあげられた。その上で地域に根付いた企業であるクライアントは周囲に閉ざした古ビルであった既存の建物を再生し残しながら、地域が活性化されるような建物への再生計画を望んでいた。

  • 規模:地下1階地上6階(確認申請時)
  • 築年数:52年(2021年)
  • 構造形式:RC造
  • 敷地面積:167.82㎡
  • 延床面積:912.1㎡
  • 建築面積:140.53㎡
  • 用途:事務所

SOLUTION

減築により法規・耐震・環境・防災・意匠を統括し「新たな貸床」の価値を生む

耐震補強を行う際に、大きく躯体を減築することによ り建物を軽くする事で最小限の補強計画としながら、2つの違反箇所を是正することに成功している。 また、既存建物は1方向でしか避難できないプランであったものを2方向避難が可能となる様に是正し、古ビルが孕む非常時の脆弱性を改めることで、防災拠点として非常時に人命を守り得る計画としている。 さらに減築により新たに採光通風を獲得する開口を設けることで執務環境も改善することを計画した。

RESULT

<執務環境を改善させ、ポストコロナ時代のオフィスビルを実現> <公開空地を活用し作られた隣地との連続性>

減築によって生まれた各階を貫くヴォイドは、階高が低く暗い北向の本建物に、光を落とし、オフィス空間に快適な余白を生み出している。この余白は「新たな貸床」の価値を生む。 さらに、減築を東西でアシンメトリーに計画することで象徴的な左右対称シンメトリーの既存プランを崩していき、古いオフィスビル特有の均一性を解消した。 居室として利用できない地下空間はその軌跡をヴォイドによって残す事で、新築では作ることのできないエントランス空間を作り上げている。 地域に根付いたクライアントとともに周辺の公共的な空 地や状況を読み解き動線を変えるような計画とすることで エリアの価値を向上させることも目指し、本計画ではセットバックしている両隣建物の公開空地を建物内に引き込みつつ、グランドレベルの賑わいが公開空地に滲み出すことを狙っている。

COLLABORATION

構造設計:SSKK研究/ 構造監修:対震構造エンジニアリング/ 環境設計:スタジオノラ/ 照明:岡安泉照明設計

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